【“実体験”メリット・デメリット】インド系インターナショナルスクール

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インターナショナルスクール

話題になることが多くなったインド系インターナショナルスクール(通称:インドインター)。

でも、実際に通わせている人の声ってなかなか聞けなかったりします。
実際にインドインターに通わせている子の親たちも、通わせる前にアクセスできる情報が少なくて困った…と言っています。

ここでは、リアルに子供を通わせてみて感じたインドインターに通わせたメリット・デメリットをお伝えします。

なお、インドインターについて、リアルな状況とともに概要が知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください。
【通わせてみた】インド系インターナショナルスクール

我が子は2018年4月からインドインター(IISJ)に通って3年目、現在は年長さんにあたります。

先にお伝えしてしまいますが、私が実際に感じているメリット・デメリットはこちらです。

メリット
  •  算数、英語に強くなる
  •  それぞれの子供の進捗に合わせて勉強が進められる
  •  ママ友付き合いがめんどくさくない
  •  本物のインド家庭料理をときどきごちそうになれる
  •  習い事が安い
  •  インドの教育カリキュラムなのでインドについて詳しくなる
デメリット
  •  勉強の付き添いが大変
  •  英語がインド訛りになる
  •  毎日お弁当が大変
  •  行事があまりない
  •  学校の様子がわからない
  •  日本的「しつけ」は身につかない
  •  日本語や日本に関しては勉強不足になる
  •  広く浅く学べない

それでは、1つずつ紹介していきます。

【メリット】インドインターに通わせてよかったこと

ここで紹介するメリットは以下の6点。

メリット
  •  算数、英語に強くなる
  •  それぞれの子供の進捗に合わせて勉強が進められる
  •  ママ友付き合いがめんどくさくない
  •  本物のインド家庭料理をときどきごちそうになれる
  •  習い事が安い
  •  インドの教育カリキュラムなのでインドについて詳しくなる

算数、英語に強くなる

インドの教育といえば算数。でも本当に算数強いの?

通わせてみた結論。
少なくとも幼稚園〜小学校低学年の間は日本よりも先を行っています。

息子の通うIISJの場合、公式に発表されている幼稚園で学ぶことは次の6点です。
※ 幼稚園カリキュラム詳細は以下のIISJ HPで確認できます。
  IISJ 幼稚園のカリキュラム

IISJ 幼稚園のカリキュラム
  • 答えが18までの足し算引き算(つまり9+9まで)
  • 2桁の足し算引き算
  • 1-1000までの数の概念
  • 十進法
  • お金
  • 時間

息子が年中さんまでにできるようになったことは主に次の3つ。

年中さんまでにできるようになったこと
  • 0~100までのカウントと読み書き
  • 簡単な足し算引き算
  • 形の名前

カリキュラムには書いていないけど、形の名前も習ったようで、oval (楕円形)やrectangle(長方形)など、大人でも知らないような単語を言えるようになりました。

それからこれもHPには書いていないですが、実際は簡単な掛け算も年長さんではやっています。割り算もやるそうです。

幼稚園で一番力を入れているのは、英語の習得で、1年生に上がるにはある程度読み書きができないといけません。

幼稚園ではフォニックスを徹底的にやって、ある程度の読み書きができるようになります。

うちの息子も簡単な英文を読んで理解することはできるようになりました。

幼稚園では主に英語と簡単な算数に力をいれています。

それぞれの子供の進捗に合わせて勉強が進められる

幼稚園では、それぞれの子供の進捗に合わせて学習が進められます。

同じクラスでも、同じ年でも、やっていることが違ったりします。先に進める子は進むし、ゆっくりの子はゆっくり進みます

日本の教育ではなかなかないですね。
子供にとってはすごく良いと思っています。

ママ友付き合いがめんどくさくない

基本的に、日本人のママは日本人のママと、インドのママはインドのママと仲が良いです。

私はインド人ママ友交流がある方ですが、本当にいい人ばっかり。
日本人ママも裏表なく、付き合いやすい方ばっかりです。

インドインターなんて変わった学校に入学させる家庭なので、開けた考えの方が多いのかもしれないです。

PTAは基本なく、保護者が何かの役員をやったりすることもないので、その点気が楽です。

本物のインド家庭料理をときどきごちそうになれる

インド人ママはおもてなし上手。仲良くしているとお家に招いてくれて、インドの家庭料理をご馳走してくれることがあります。

これをインドインターに通うメリットに入れるか!?と思われそうですが、本当においしいのです!!

インド料理レストランでも見たことのない家庭料理をいろいろ教えてもらいました。

習い事が安い

学校でいくつか放課後の習い事を用意してくれていて、それが週1回月額2,000円とどれも格安です。

幼稚園児が習えるもの
  • お絵かき
  • ダンス
  • 筆記体

習い事をすると、その分お迎えの時間も遅くなるので、ありがたいです。

インドの教育カリキュラムなのでインドについて詳しくなる

これはメリットにもデメリットにもなる点ですが、インドの教科書を使うので、とくに小学校ではインドについてみっちり勉強するようです。

小学1年生ではインドのお祭りや休日を習ったりといった感じで。

見方によっては「日本人の子供が、こんな知識いつ使うんだよ…」と思うかもしれませんが、日本の教育で育った私だって使わなかった知識なんてたくさんあるし、学んで無駄なものはないと思っています。

インドについて深く知るなんて、なかなかないチャンスですしね!

【デメリット】インドインターのイマイチな点

インドインターに通って、メリットだけでなくデメリットやいまいちだった点もたくさんあります。

主には次の7点。

デメリット
  •  勉強の付き添いが大変
  •  英語がインド訛りになる
  •  毎日お弁当が大変
  •  行事があまりない
  •  学校の様子がわからない
  •  日本的「しつけ」は身につかない
  •  日本語や日本に関しては勉強不足になる
  •  広く浅く学べない

それでは、順番に見ていきます。

勉強の付き添いが大変

幼稚園であっても毎日プリント1枚の宿題が出ます。

時々「はらぺこあおむしの絵本を作ってくる」「太陽系を描いて解説を書いてくる」みたいな重たい宿題が出ることもあります。

こういった重たい宿題は1週間後に提出、といったように提出期限が長く設けられていますが、幼稚園児にコツコツやらせるというのも難しいです。その間も日々プリント1枚の宿題は出ますし。

こういった日々の学習に付き合ってあげるのは、親にとってはかなりハードワークです

小学校に上がると成績に直結する定期テストがあるので、ママたちはその度にプリントを作ってあげたりしてサポートしているようです。

英語がインド訛りになる

発音に関しては私はデメリットだとは全く思っていないのですが、デメリットだと思う方が大半ですね。

言語は伝達の手段です。
伝われば、発音なんでどーでもいいのです。

世界を見回しても、今の時代、ピュアなアメリカ英語やイギリス英語を話している人なんて一部にすぎないですし。

しっかりとした英語が読めて書ければ、発音なんて気にすることないと思っています。

インドインターの先生たちの英語は、発音含め、国際的な舞台でやっていくには十分なレベルです。

毎日お弁当が大変

給食はないので、毎日おやつとランチを持って行きます。
毎朝のお弁当作りは地味に大変です。

毎日バランスのとれた食事を提供してくれる日本の給食制度はすばらしいですね。

行事があまりない

1年間の主な行事は次の4つくらい。

インドインターの主な行事
  • 運動会
  • Winter Concert
  • 卒園式
  • お誕生日会

なんと、入園式すらありません。
インターは入れ替え多いので、4月に入園する子ばかりじゃない、ということなのでしょうか。

運動会の質も、日本と比べると締まりのないというか、盛り上がらないというか。ちょっと…というかかなり物足りない感じです。

親としては、子供が行事で活躍する姿をみるのも一つの楽しみですが、インドインターではそういった期待はできないです。

日本と少し違うのはお誕生会。

お誕生日の日には私服登園OKで、簡単なお誕生日パーティーをしてくれます。これは、お誕生日の子の親も参加できます。

女の子はドレス、男の子はスーツを着て来たり、お誕生日当日はみんなおしゃれをしてきます。パーティーでは、みんなに歌を歌ってもらい、お誕生日の子がみんなにお菓子を配ります。

その他は、親は参加できませんが遠足が年に1〜2回あったり、日本の幼稚園との交流も年に1〜2回あります。

学校の様子がわからない

日本の幼稚園や学校は、いろんなお知らせを丁寧にしてくれると思います。

インドインターでは、こちらからアプローチしないと、基本的にはいろんな情報が入ってきません。

行事の集合時間のお知らせが前日にくる、というのもよくあります。

お知らせは、お弁当箱に貼りつける、という形で配られます。
お弁当箱は保護者が必ず触るから、見落とさないだろう、ということなのでしょうか。

そのわりには貼り付け忘れもあるので、ママ友とラインでつながって、常に情報交換するというのも重要です。

日本的「しつけ」は身につかない

国が違えば考え方も常識も全く違う。

インドの人たちも日本人とは全く違う習慣や考え方を持っているし、子供の育て方、子供に対する期待だって日本人とは全然違います。

日本の人たちは、幼稚園の頃はけっこうのびのびと育てて、着替えや食事など基本的なことを自分でできるようにする、とか日本で行きていく上での最低限のマナーとかを身につける、というのを重視する傾向があります。

でもインドの人たちは全く違います。
幼稚園くらいなら、普通に食事は親が口まで運んであげたり、じっと座って食べないとひどく怒られる、ということもないようです。

そういった日本人としてのしつけやマナーといった部分は、インターでは期待できないところです。自分のおうちでしっかりやる必要が出てきます。

日本語や日本に関しては勉強不足になる

メリットのところでインドインターに通うとインドについて詳しくなるというお話をしましたが、逆に日本のことを学ぶ機会は少なくなります。

特に日本語に至っては、何も対策をしなければ、読み書きはほぼできないままになります。

日本の歴史や日本の政治、日本語の読み書きの力は、各家庭でしっかり対策を考えて教えていく必要があります。

広く浅く学べない

日本のカリキュラムの良いところの1つは広く浅く学べるところ。

小学校では家庭科で裁縫や料理の基礎を学んだり、美術や音楽の基礎を学ぶこともできます。

でも、インドインターはそういった科目はほぼ排除されます。音楽も体育も週一回。あとは国語、算数、理科、社会などのいわゆる「お勉強科目」に集中します。

広く教養を身につける、というよりは、狭く深く学ぶ、という方針のようです。

以上、インドインターに通わせて感じた、インドインターのメリット・デメリットでした。

インドインターについて、リアルな状況とともに概要が知りたい場合は、こちらの参考記事も合わせてお読みください。
【通わせてみた】インド系インターナショナルスクール

インターナショナルスクール
東大博士号ママ

子どもの言語発達 | 脳科学 | 東大博士号。

こどもの英語と知育に関して効率よく学ぶ方法や、息子の通うインド系インターナショナルスクールの様子を紹介。

高卒家庭で平凡に育つ→大学で勉強に目覚め東大大学院へ→博士号取得→某研究所研究員&大学非常勤講師。

中国語と英語、広東語が少しできます。
中国本土に1年ちょっとと香港に3年留学経験あり。
専門知識を生かしたバイリンガル教育をしています。

詳しいプロフィールは上の私の名前をクリックしてくださいね。

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コメント

  1. […] この点については【“実体験”メリット・デメリット】インド系インターナショナルスクールでも書いているので、気になる方はご覧ください。 […]

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