インターナショナルスクールに息子を入れた【メリット・デメリット】

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インターナショナルスクール

子供が英語が話せるようになるには、やっぱりインターナショナルスクールがいいのかな?

インターナショナルスクールへの入学を検討しているけど、実際にどういったメリット・デメリットがあるのかを知りたい。

今回はそういった方に、私が実際に息子をインターナショナルスクールに通わせてみて感じたメリット・デメリットを紹介します。

私は息子をインド系インターナショナルスクールに3歳(年少)から入れていて、2020年1月現在、日本でいう年中さんにあたります。実際にインター入れてみると、予想しなかった良い点、いまいちな点がありました。


この記事を読めば、実際に通わせてみないとわからないメリット・デメリットがわかるかと思います。

なお、ここで紹介するメリット・デメリットはインド系に関わらず、インターナショナルスクールそのものに入れるメリット・デメリットです。

インドインターに特化して知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

【通わせてみた】インド系インターナショナルスクール
【“実体験”メリット・デメリット】インド系インターナショナルスクール


私が感じているインターナショナルスクールに通わせるメリット・デメリットはこちらです。

メリット
  •  母語と同じくらい高い英語力が身につく
  •  外国のお友達ができる
  •  外国人、異文化に対して抵抗がなくなる
  •  ママも英語が伸びる
デメリット(一部解決方法あり
  •  馴染めない子も多くいる
  •  日本で小中学校を卒業したと認められない【解決法あり!】
  •  十分な日本語力や日本に関する知識が得られない
  •  視力検査など、学校での健診がない
  •  途中から日本の学校に入れたくなったときに、勉強がついていけない
  •  日本の大学への進学が困難
  •  学費が高い

デメリットに関しては一部、裏ワザ的な解決方法を紹介しています。
これからインターに入れようと思っている方は参考にしていただけると思います。

インターナショナルスクールのメリット【インターに行ってよかった】

インターに行かせてよかったと思う点は次の4つです。

メリット
  •  母語と同じくらい高い英語力が身につく
  •  外国のお友達ができる
  •  外国人、異文化に対して抵抗がなくなる
  •  ママも英語が伸びる

それぞれどういうことなのか、解説します。

母語と同じくらい高い英語力が身につく

小さいうちから英語を教えることに反対している人たちは、よく「小さいうちは英語より日本語をやったほうがいい」と主張します。

その背景には、外国語の力は母語の力を超えることはない、という前提があるからだと思います。

だから、大人になった時にある程度英語ができるようになるためには、母語の力をかなり伸ばしておく必要があるのです。

ただ、インターに入った場合は、この前提が当てはまらないです。

インターでは、英語でいろんな教科を学ぶので、むしろ英語の力が日本語力を超えてくる可能性が高いです。

インターに通うと、英語の力が母語(日本語)の力を超えてくることもあるのです。

実際、うちの子も4歳にして英語の方が先に覚えた、という語がたくさんあります。

ただし、「高い英語力が身につく」というのは事実ですが、裏を返せば「十分な日本語力がつきにくい」ということです。

このあたりは、デメリットでお話しします。

外国のお友達ができる

外国人が多いインターだと、自然と外国人のお友達ができて、友達同士の会話から英語がぐんぐん身についていきます。

放課後に一緒に公園で遊んだり、家に遊びに行ったりする機会も増えます。

子供はお友達と仲良く遊んだり喧嘩をしながら、英語をどんどん覚えていきます。

ただ面白いことに、幼稚園くらいでも日本人の子供は日本人と仲良くなることの方が多いようです。

その中でもうちの子は仲良くなる子はいつも外国の子です。

何が違うのか、はっきりは分かりませんが、親がどれだけ外国人ママと仲が良いかということは関係しているように思います。

ママが外国のママと仲良くなれば、自然と子供同士も仲良くなります。

結局、親が仲良くないと学校外で家に招いたり招かれたりということもないです。そういった学校外で遊ぶという機会があればあるほど、子供同士も仲良くなるのだと思います。

外国人、異文化に対して抵抗がなくなる

外国の人たちにあまり触れたことのない子が、初めて会った時にちょっと失礼なビックリ発言をしちゃった、という話をよく聞きます。

インターにいると、むしろ日本人である自分がマイノリティーという日本ではなかなか味わえない環境に身を置かせることができます。

いろんな人がいて当たり前、みんな違って当たり前、ということを小さい頃から身をもって知ることができます。

ママも英語が伸びる

インターナショナルスクールは外国人ママがいっぱい。仲良くなればいつでも無料で英会話が練習できてしまいます

実際、私も子供をインターに入れてから、スピーキング力がのびたなーと実感しています。

インターナショナルスクールのデメリット【インターのここが問題】

さて、ここからはインターナショナルスクールに入れる7つのデメリット。

デメリット(一部解決方法あり
  •  馴染めない子も多くいる
  •  日本で小中学校を卒業したと認められない【解決法あり!】
  •  十分な日本語力や日本に関する知識が得られない
  •  視力検査など、学校での健診がない
  •  途中から日本の学校に入れたくなったときに、勉強がついていけない
  •  日本の大学への進学が困難
  •  学費が高い

入園させてから気づいたことが多いです。
一部、解決策も書きました!ご参照ください。

馴染めない子も多くいる

子供は新しい環境に適応するのが早いから、インターに入ればすぐに友達ができて英語が話せるようになる。

そう思っていませんか?私もそう思っていました。

でも実際は、インターに馴染めない子というのがいて、そういう子はかなり長い間英語が出なかったりします。

例えば、2年くらい学校で全く言葉を発しなかった、あるいは英語をまったく話さなかった、という例はかなり多く聞きます。

インターに入れることを検討している場合は、馴染めない子も中にはいるのだということを念頭において、入学させてからは様子を注意深く観察してあげよう。

日本では小中学校を卒業したと認められない【解決法あり!】

インターナショナルスクールは、日本では正規の学校として認められていないことが多い。

正規の学校として認められていない場合、小学校、中学校を卒業したという資格が得られず、将来日本の学校を受験しようと思ったときに支障が出るケースがあります

ただ、これには解決策があります。

それは、日本の公立の小学校/中学校に籍を置きながらインターに通う、という方法です。

公立の学校はあまりいい顔はされませんが、義務教育なので学校側も受け入れを断ることはできませんね。校長先生に許可をもらって籍だけ置いて通わない。

校長先生との交渉次第ですが、私の周りでは学期に一度面談に行く、という条件で許可をもらっています。

「ウチは将来日本の学校を受験する予定がないので、日本の学校の卒業資格は必要ない」という方もいるかもしれません。

ただ、上で話したように、中にはインターに馴染めない子というのもいますので、馴染めなかった時の逃げ道を作っておく、という意味でもある程度の期間、籍を確保しておくというのはいいと思います。教科書ももらえますし。

あとは、卒業資格がなくて困ることはあっても、あって困ることはないと思います。それほどの手間もかからないですし、とって置くのが無難でしょう。

十分な日本語力や日本に関する知識が得られない

インターナショナルスクールでは、学校によっては日本のことを学ぶ機会は少なくなります。

特に外国人が通うことを前提にしている学校では、その国の教育制度にしたがってカリキュラムが組まれていることが多いので、日本語力や日本に関する知識が不足しがちです。

息子が通っているインド系インターも例外ではないです。

こういった学校に通っている子供は、対策をしなければ、小学二年生になってもひらがな、カタカナが読めないというのはザラです。

この点については“実体験”メリット・デメリット】インド系インターナショナルスクールでも書いているので、気になる方はご覧ください。

日本の歴史や日本の政治、日本語の読み書きの力はどう養っていくのか、各家庭でしっかり対策を考えていく必要があります。

視力検査など、学校での健診がない

インターでは学校で健診関係はないことが多いです。

4歳であった聴力検査も、本来は幼稚園などでやってもらえるのですが、ウチは役所に連絡してキットを送ってもらい、自宅でやりました。

途中から日本の学校に入れたくなったときに、勉強がついていけない

インターでは、学校によっては十分な日本語教育をしていなかったり、日本のカリキュラムとはズレたことを勉強していたりします。

ですので、ある程度大きくなってから日本の学校にもどった場合、学校の勉強についていけない、という問題が起こります。

息子のインターでは、幼稚園だけインターに通わせて小学校からは公立へ、という方も少なくないです。実際に小学校から公立に通わせるお母さんに理由を聞いてみると、

  • インターへは英語の基礎を身につけるために通わせたので、その目標は達成した
  • もっと大きくなってから公立へ編集すると、いじめられる可能性が高くなる

というものでした。

幼稚園だけインターへ、という選択肢もありだと思います。
ただ、子供は吸収力も高いですが、忘れる力も超一流です。

せっかく幼稚園で覚えた英語も、フォローアップをしていかないとものすごいスピードで忘れて行きます。

子供は忘れる力も超一流。
幼稚園だけインターに入れる場合は、その後の英語のフォローをどうするかも考えましょう。

また、残念なことに、インター出身の子が公立に編入するといじめを受ける、という例はよく耳にします。

インターの子たちは日本とは全く違う文化で生きています。

そういった自分たちとはちょっと違う子を受け入れられない、というのはちょっと残念な現実です。

日本の大学への進学が困難

高校までインターで過ごした場合、日本の高校の卒業資格がないので、2020年1月現在、受けられる日本国内の大学は限られているようです。

入れたとしても、これまで英語でしか教育を受けて来なかった子たちにとっては、大学レベルの内容を日本語で勉強するということ自体、ハードルが高かったりします。この辺りは努力次第でなんとかなりますが。

現段階で、日本にも英語だけで卒業できるプログラムをもつ大学がいくつかあります。主なところは、

  • 立命館アジア太平洋大学
  • 東京大学
  • 早稲田大学
  • 慶應大学
  • 法政大学

他にもたくさんあり、英語だけで卒業できるプログラムを導入する大学は増えてきています。

また、国際バカロレア(IB)を活用した入試を実施する大学も増えてきているので、IBを取得できるインターに通っている場合は、取っておくと選択肢が広がると思います。

学費が高い

インターの学費は、高いですね、汗。
インド系インターはインターの中でもかなり安い方です。

インド系インターの学費についてはこちらの記事で紹介しています。
【通わせてみた】インド系インターナショナルスクール

あとは、幼稚園だったら、今は無償化対象のインターナショナル幼稚園も増えてきているので、そういったところだと自己負担金が減りますね。

私の周りにも無償化対象のインターナショナル幼稚園が増えていて、安いところだと1ヶ月2万円かからずに通えるようです。

以上がインターナショナルスクールに入れたメリット・デメリットです。

実際にインターに入れてみると、予想しなかった問題に遭遇することもよくあります。

インターへの入学を検討している方は、実際に学校見学に行って雰囲気を見て、実際に通っている人の話も聞いてみるといいと思います。

登下校時間を狙って行くと、送迎をしているママたちに会えて話を聞けることもあります。

インターナショナルスクール
東大博士号ママ

子どもの言語発達 | 脳科学 | 東大博士号。

こどもの英語と知育に関して効率よく学ぶ方法や、息子の通うインド系インターナショナルスクールの様子を紹介。

高卒家庭で平凡に育つ→大学で勉強に目覚め東大大学院へ→博士号取得→某研究所研究員&大学非常勤講師。

中国語と英語、広東語が少しできます。
中国本土に1年ちょっとと香港に3年留学経験あり。
専門知識を生かしたバイリンガル教育をしています。

詳しいプロフィールは上の私の名前をクリックしてくださいね。

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